祭りの写真など

太鼓台の担ぎ歌・囃子唄について

DSC_8711.jpg

石山の秋の月 月に群雲、花に風
風の便りは 淡の島
縞の財布に五両十両
ゴロゴロ鳴るのはなんじゃいな
地震、雷、あと夕立
ベーラベーラベラショッショ


牡丹に唐獅子 竹に虎
虎追うて走るは和藤内
和藤内お方に知恵貸そか
知恵の中山千願寺
千願寺のお住さん坊さんで
それゆえ八朔雨じゃいな
ベーラベーラベラショッショ
   (堺市の浜石のものをもとに記述 http://hamaishi.web.fc2.com/html/hamaishi_song.html )


堺の布団太鼓では欠かせない歌である。私も祭りを見に行くうちに知らずの間に覚えてしまった。
しかし、このような歌は堺だけで歌われているわけではない。伝法や鼻川といった大阪市西部でも聞くし、北河内は枚方のふとん太鼓でもこの歌が歌われる。各地域で歌詞やテンポが違うのが興味深い。
気になる。

こういう歌は先ほども書いたが堺を始め、貝塚、泉佐野などの泉州方面や伝法、鼻川などの大阪市西部(旧西成郡辺り)、枚方市方面でも聞かれる。往古は大分県まで伝わっていたらしい※1。大分へは海運によって伝わったものだろう。太鼓台以外でも泉州南部のやぐらでも歌うところがあるようだ。長滝西之番のだんじりも歌っていたらしい。(蟻通神社ブログ)
このような歌は元々は大阪市中央区の博労稲荷神社のお祭りで歌われていたものが明治期に各地へ広まったものだという※2。博労稲荷神社は難波神社の摂社。
今回はそんな太鼓の担ぎ歌について詳しくみていきたい。
 

※1 「大分市鶴崎・布団山車の面影<大分市三佐(ミサ)・野坂神社春祭りを見学して(2003..4.29)>」  http://park2.wakwak.com/~taiko/page019.html
※2 「太鼓勇め歌  伝法考3」 http://miyosino.web.fc2.com/maturi/uta3.html

2018年2月追記
峰尾格『民謡の和泉』(1934)西出書店 が国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能です。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439698
この本には泉州地方の民謡の歌詞が多数収録されており、太鼓台を担ぐ際の歌の歌詞に似たものが含まれています。


2018年7月に新しく記事を書きました
・太鼓台の担ぎ歌について、堺・泉州編 http://hatotetsu.blog89.fc2.com/blog-entry-1428.html
・太鼓台の担ぎ唄について、その他編 http://hatotetsu.blog89.fc2.com/blog-entry-1436.html

まずは堺の担ぎ歌のポピュラーな歌詞の簡単な解説から
有名な故事や歌舞伎、能などの台詞、昔から伝わる語呂のいい言葉などを並べてしりとり風になっている。
そのため全体としての歌の意味はあまり無い。語呂最優先。

石山の秋の月
 近江八景のひとつ、石山の秋月のこと。近江八景は「約500年前の室町時代に、中国湖南省にある洞庭湖の八景にちなんで、関白近衛政家が選んだと伝えられています。浮世絵師の安藤広重の風景画により広く知られるようになりました。」(滋賀県公式サイト http://www.pref.shiga.lg.jp/profile/hakkei/ )

月に群雲、花に風
 月に叢雲花に風とは、よいことには邪魔がはいりやすく、長続きしないものだというたとえ。 (故事ことわざ辞典 http://kotowaza-allguide.com/tu/tsukinimurakumo.html )

風の便りは淡の島
 より古いと思われる歌詞の「風の便りは田舎から、唐を隠せし淡路島」の省略形と思われる。語呂優先のため意味はそない深いわけでもないと思われる。風の便り(噂)は田舎から流れてくる、唐への航海の途中に見る淡路島はまるで唐を隠しているようだ、程度の意味と思われる。
 阿波の島とする町もある。

縞の財布に五両十両
 『仮名手本忠臣蔵』の五段目・六段目のキーアイテムである財布のこと。作中の財布には五十両が入っているが、多くの町では続く歌詞に合わせてなのか五両十両となっている。(文化デジタルライブラリー http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc21/himotoku/d5/2a.html )
 百舌鳥の土師町は「金五十両」と歌う。

ゴロゴロ鳴るのはなんじゃいな
 先の五両十両はゴロゴロとの語呂合わせに引っ張られて改変されたか。ちなみに「五両十両」の場合は後に続く歌詞は「五郎十郎曽我のこと」と曽我兄弟につながりやすい。

地震、雷、あと夕立
 ゴロゴロからの連想だろう。


牡丹に唐獅子 竹に虎
 昔から伝わる取り合わせの良いもの。どちらも古来からのお決まりの取り合わせ。語呂もいい。

虎追うて走るは和藤内
 和藤内の虎退治のこと。人形浄瑠璃の『国性爺合戦』で主人公 和藤内(わとうない)が虎を退治する場面が有名。

和藤内お方に知恵貸そか
 まとうないお方、わとなるお方、まとないお方など町によって言い方が異なる。
 意味があるのかわからない部分。考えられるのは
 ・待とうない=待ったなしみたいな意味?窮した人に知恵を貸す。
 ・後がないお方に=窮した人に知恵を貸す
 ・全うなるお方=全人(まとうど)、つまり正直者に知恵を貸す。
 ・特に意味はない言葉遊び
 などか。

知恵の中山千願寺
 せんがんじ、せいがんじ、せいかんじなど様々な発音、また清閑寺、誓願寺などさまざまな漢字が当てられる。
 どこのお寺だろうか。一説には京都市中京区新京極通の誓願寺であるとする。(http://yc-kaizuka.o.oo7.jp/maturi/taikodai1.htm

千願寺のお住さん坊さんで
 お寺の名前は上記のとおりさまざま。
 お住さん(おじゅさん)ではなく和尚さん(おしょさん)とするところも多い。
 和尚さんは坊さんではないのか。今の感覚の私にはちょっとよく分からない。

それゆえ八朔雨じゃいな
 坊さん=入道から入道雲の連想だろうか。確かに八朔(旧暦8月1日)のころは台風シーズンだし雨は多いだろう。
 余談だが堺市開口神社のお祭りが八朔祭である。


以上、堺の布団太鼓でよく聞かれる歌の歌詞解説でした。
元ネタがあるものもあるんですねえ。浄瑠璃や歌舞伎の名場面、名台詞なんかは現代の私たちにはなかなかピンとこないところもありますが、この歌が歌われ始めた当時は共通認識で元ネタが分かったんでしょうかねえ。




では他の地域の歌詞を見てみましょう。
大阪府枚方市意賀美神社の秋祭りに出る布団太鼓の歌詞が載ったブログがありました。
「しおくま日誌」さんの「祭り!2015.10.09」という記事 (http://shiokuma21.blog69.fc2.com/blog-entry-738.html)から引用します。


牡丹に唐獅子竹に虎
虎追って走るは和藤内
和藤内お方に知恵かそか
知恵の中山清閑寺
清閑寺のお和尚さん坊さんで 
坊さんタコ食て反吐ついて
その手でお釈迦の顔なでた
お釈迦も呆れて飛んで出た
えーら、えーら、えらさっさ



枚方の歌も途中までは堺のものと同様ですが、坊さん以降が違いますね。
しかし、反吐ついた手でお釈迦(仏像かな?)を撫でる坊さんとは、滑稽さがある歌詞ですね。
追記:ちなみに「誓願寺の和尚さん坊さんで 坊さんタコ食うてへとついた」という歌詞は落語「三十石夢の通路」の冒頭で出てくることがあります(省略されることあり)。この噺は京都伏見から川を下る舟の話なので枚方宿にもゆかりがありますね。



貝塚のものを見てみましょう。
「読売センター貝塚 地域情報 貝塚宮・感田神社 太鼓台祭り」(http://yc-kaizuka.o.oo7.jp/maturi/taikodai1.htm)から引用。


石山の 秋の月
牡丹に唐獅子 竹に虎
虎追うて走るは和藤内
和藤内(注:まとうない)お方に知恵貸そか
知恵の中山誓願寺
誓願寺の和尚さん坊さんで
坊さんタコさん入道べさん
玉子のふわふわあがりんけ
今日は精進、明日にしょ

ショショマカ ショショマカ
ショッショッショ


「入道べさん」は「じゅろべえさん」くらいの発音です。十郎兵衛さんでしょうか。
枚方の歌とはタコが出てくるまでは歌詞がほぼ同じです。
文化は同心円状に広がるっていうお話(アホバカ分布図みたいな)がありますから、距離を測ると
大坂(坐摩神社)~枚方(意賀美神社)が約20km、大坂(坐摩神社)~貝塚(感田神社)が約30km……
10kmも違うんですがそれは……こういうのはサンプルを増やさないと仕方ないので距離を測る意味はあんまりなかったかもしれませんね。

上の歌詞の他に信濃屋のお半さん、石部のお宿で仮枕
という歌詞もあります。

泉佐野の歌詞も同上より引用します。


石山の秋の月
月に群雲 花に風
風の便りは田舎から
いなを隠せし淡路島
縞の財布に金五十両
五郎十郎 曽我のこと

牡丹に唐獅子 竹に虎
虎追うて走るは和唐内
全ない御方に知恵貸そか
知恵の中山せんがん寺
せんがん寺の和尚さん坊さんで
坊さん蛸さん十郎兵衛さん
お前も蛸ならわしも蛸
互いに吸いつきゃええじゃないか



五郎十郎曽我のこととは「曽我兄弟の仇討ち」といいう有名な仇討物語の曽我兄弟のことです。
泉佐野でもタコが出てくるんですね。
淡路島が隠しているものが「いな」ってものになってますね。


大阪市でも歌を歌う太鼓台があります。代表的なのは此花区伝法の鴉宮と澪標住吉神社の太鼓台です。
鴉宮氏子:南上太鼓
澪標住吉神社氏子:北上太鼓、北中太鼓、北五太鼓、高見太鼓
などです。高見太鼓は堺市開口神社氏子芦原濱から布団太鼓を購入したので堺風の担ぎ方でちょっと違いますが。
歌詞は町によって微妙にまちまちですが、大体は

行こうか戻ろうか住吉の
四社の前なる反橋
あがりて沖をば眺むれば
七福神の楽遊び
中にもえべっさんという人は
金と銀との釣竿で
黄金のお針で鯛釣った
鯛釣ったおかげでかかもろた
もろたおかかがかわらけで
隣のおかかもかわらけで
かわらけ同士けんかした
どちらもケガなしええじゃないか
エーラホーラエラサッサ


みたいな感じです。しりとり歌というわけじゃないですね。ストーリー調です。
住吉の四社の前なる反橋 上がって沖をば眺むれば っていうのは住吉大社には住吉大神、つまり四柱の神様がそれぞれ4殿ある御本宮に祀られており、それら社殿の前には有名な反橋(太鼓橋)があるという情景ですね。太鼓橋は高くなっているので昔は今よりもっと海岸線が大社に近かったので海がよく見えたでしょう。ちなみに「行こうか戻ろうか」っていうのは長崎の思案橋によくつながる言葉だそうです。きっと昔からある言い回しなんでしょう。
なんでえべっさんにシフトしていくんでしょうね。えびす様は鯛を釣ってる姿で描かれることが多いです。
おかかは漢字ではお嬶と書き、妻のことです。かわらけは素焼きの陶器の杯のことで、転じて年頃になっても陰部に毛が生えていない女性を指す隠語です。だから歌詞は怪我がないことと毛がないことを掛けてるわけですね。下ネタかい。
エーラホーラエラサッサ以外にもエライヤッチャエライヤッチャエーライヤッチャっていう掛け声もあります。
他にもいろいろな歌詞があるようですが、省略します。


西淀川区鼻川神社の枕太鼓でも歌があります。
「鼻川祭」 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki/7102/hanamattop.htm から引用(一部筆者が改変)

近江に石山秋の月
月にむら雲花に風
風のたよりは田舎から
腹を隠せし淡路島
島の財府にゃ四五十郎
四五十郎は曽我のもと
エーラホーラエラサッサ

牡丹に唐獅子竹に虎
虎追て走るは的(まとと)なり
的ないお方に知惠貸そか
知惠の中山清願寺(せんがんじ)
清願寺の和尚さん坊さんで
猫を紙袋に押し込んで
ニャンコニャンコ泣いている
エーラホーラエラサッサ


四五十郎は曽我のもと というのは「五郎十郎は曽我のこと」という歌詞が変化したものでしょう。「
最後の方に出てくる猫を紙袋に押し込んで~ というのは「山寺の和尚さん」というわらべうたに山寺の和尚さんが猫をかん袋に押し込んで ぽんと蹴りゃニャンとなくという歌詞があります。(「世界の民謡・童謡 山寺の和尚さん」 http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/doyo/yamadera.htm
新淀川開削によって分断されていますが、かつては鼻川と海老江とは陸続きで鼻川は海老江村の新家でした。枕太鼓の掛け声も海老江北之町のものと共通するものがあるのですが、海老江にはなくて鼻川にあるもの、それが歌です。
特徴はかなりのスローテンポだということです。枕太鼓はスローテンポで太鼓を打つのが多いのでそれの影響でしょうか。伝法も結構スローですが、それよりも遅い感じです。

鼻川神社の近く、野里住吉神社の北之町の枕太鼓も唄を歌います。ただ調査不足、youtubeにも動画が少なく、歌詞がよくわかりません。鼻川神社の太鼓は野里北の影響を受けていると思うんで、外せないんですが。
堺とかと違って道中は手打ちで歌が中断することが多いので、全部を聞けないってこともありますし。
五郎十郎曽我のことって歌ってた気がします。


難波八阪神社の囃子唄は以下です。
のぉ的自悠時間 新館:平成24年の夏祭り “難波八阪神社”」より引用

行(ゆ)こうか戻ろか住吉の  住吉浜辺の高灯籠(たかろうろ)
上がって沖を眺むれば  七福神の楽遊び(らくあそび)
中でも戎(えびっ)さんといふ人が  金と銀との釣竿で
黄金(こがね)の針で鯛釣って  釣ったお陰で嫁もろて
もろた嫁さん別嬪で  隣の娘さんも別嬪で
別嬪同志が喧嘩して  どちらも怪我のてええじゃないか
オラガ エエヤ エヤサッサ

近江 石山 秋の月  月に村雲 花に風
風の便りは田舎から  唐をかくせし淡路島
縞の財布に金五十両  五郎十郎は曽我の事
事の始めは弘法大師  たいしは嵐の三五郎で
ゴロゴロ鳴るのは雷で  ピカピカ光は稲光り
光り輝く大阪の  難波八阪の夏祭り
オラガ エエヤ エヤサッサ

一とや 二たや 三四(みよ)五  五つのお次は六つ七つ
浪速の船頭は松右え門  松右え門 宗右え門 富士の山
富士の山には笠きせて  竿竹持たせて伊勢まいり
お伊勢まいりは花ぼたん  ぼたんに唐獅子 竹に虎
虎追うて走るは和藤内  和藤内には知恵貸そか
知恵の中山誓願寺(じょうがんじ)  誓願寺の和尚さんは坊さんで
坊さん蛸喰いへとついて  その手でお釈迦さんの顔なぜた
お釈迦さんもあきれてとんで出た
オラガ エーヤ エラサッサ

一富士二鷹三茄子  一は富士の巻狩りで
曽我の五郎と十郎の  兄弟裾野の夜嵐に
工藤祐経(くどうすけつね)討ち取った  二は鷹の羽打ち違い
赤穂浪士の面々が  恨みも積もる雪の夜に
吉良の上野介討ち取った  三は上野の仇桜
荒木又右え門は吉村が  渡辺数馬の援助して
河合又五郎討ち取った
オラガ エエヤ エラサッサ


以上引用終わり


西成区の敷津松之宮西成分社
以下「2017年夏、松之宮子どもみこし」(https://youtu.be/j0w1y1wIX6s?t=18s)より引用
松之宮こどもみこし 太鼓はやし歌
一 一つ二つ三つ四つ 五つの上が六つ七つ
  浪速の船頭松右ェ門 右ェ門 左ェ門 富士の山
  富士の山には西行さん 西行さんの昼寝に傘きせて
  青竹持たせて伊勢まいり
  エーヤ エーヤ エヤサッサ
二 近江石山秋の月 月にむら雲花に風
  風の便りは田舎から からをかくした阿波の島
  縞の財布に五両十両 五郎十郎曽我のこと
  エーヤ エーヤ エヤサッサ
三 牡丹に唐獅子竹に虎 虎追うて走るは和藤内
  わとないお方に智恵かそか 智恵の中山千願寺
  千願寺の和尚さんは坊さんで 坊さん頭がまん丸
  エーヤ エーヤ エヤサッサ
以上引用終わり



他に大阪市内では住之江区の高崎宮の南加賀屋が歌っています。南加賀屋は大和川を隔てて堺に近いため、祭りの形が堺のようになっています。昔は地元の形式の祭りをしていたらしいですが、今あの辺りで太鼓台を盛況に担いでいるのは南加賀屋だけなので昔がどんなだったのかはうかがい知ることができません。古老に聞き取りすれば何か分かるかもわかりませんが。

歌の分布からするにやはり現在の大阪市中心部で歌われていたのでしょうが、私はまだそのあたりの祭りでは聞いたことがありません。
御霊神社とかありそうですけど。どうなんでしょう。


泉州方面では太鼓台ではなくやぐらの地域でこの歌を歌うところがあるようです。

中河内の布団太鼓は枚岡・高安の秋夏2大中心地を含めて歌を歌わないところがほとんどですが、例外的に東大阪市友井の御剣神社、藤井寺市惣社や南岡などは歌っています。
藤井寺市の総社は南河内のだんじりの曳き唄を歌っているので珍しいです。むしろ布団太鼓を地車のように扱っている感じですね。藤井寺市南岡の歌はオリジナルの歌詞です。


伝統的な歌詞は上記に上げたほかにもいくつかあるようですが、最近に創作されたと思われる歌詞もありますね。
堺市船待神社の出島は

堺の太鼓を語るなら
赤いふとんに金の龍
咲いた咲いたで房の華
本気で出島をよお見とけ


という歌詞があります。出島の布団太鼓は堺では珍しく布団締めが龍の刺繍になっていてこれが出島の象徴、歌詞にも組み込まれています。房の華とは、堺の布団太鼓は担ぐときに四隅についた房を割る、きれいに揺れることが重視されます。

堺市北区金岡町の盆踊りの西御坊町会にも

泉州堺は金岡の
夏の名物盆踊り
十一太鼓を打ち鳴らし
夜も遅うまで踊りましょう
ここはええとこ金岡町
 


このオリジナルの歌詞はいつだったかの西御坊町の宮入時の紙破りの紙に書いてました。金岡町盆踊りが行われているのは往古は金田村と呼ばれていたところで河内国に属していたのですが、堺市に編入されて長いので泉州になってるんでしょうね。最後のここはええとこ金岡町は飛ばされることもあります。

大阪市住之江区高崎宮の南加賀屋の布団太鼓は

加賀屋新田 昔から
担ぎ伝えたこの太鼓
そんじょそこらにない太鼓
ベーラベーラベラショッショ

加賀屋名物この太鼓
金の太縄 黒檀柱
欄間彫物見ておくれ
ベーラベーラベラショッショ
 (参考:「WeBlog大阪祭礼記 平成20年 大阪市住之江区高崎神社夏祭り 南加賀屋布団太鼓」 http://ssksairei.blog15.fc2.com/blog-entry-106.html

加賀屋新田が地域のアイデンティティになっているのでしょう。
布団太鼓本体の彫物は確かに見るべきもので、誇りになっているんですね。


他にもオリジナルの歌詞は主に堺方面で多くありますが、全部は拾い切れません。
「石山の秋の月」の歌が各地に伝わっていくにつれて覚え違いなどで変化を起こしただけでなく、各町が個性を出すためにその歌の替え歌を作っているということですね。メロディーだけを借りて新しく歌詞を創作する際に、その町のアイデンティティや象徴が歌詞に盛り込まれることが多いのでその歌を歌うことで町の一体感や象徴の強度がより増すんじゃないですかね。





引用文献
「浜石ふとん太鼓保存会 浜石ふとん太鼓祭り囃子」 http://hamaishi.web.fc2.com/html/hamaishi_song.html
「しおくま日誌 祭り!2015.10.09」 http://shiokuma21.blog69.fc2.com/blog-entry-738.html
「読売センター貝塚 地域情報 貝塚宮・感田神社 太鼓台祭り」 http://yc-kaizuka.o.oo7.jp/maturi/taikodai1.htm
「鼻川祭」 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki/7102/hanamattop.htm
「世界の民謡・童謡 山寺の和尚さん」 http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/doyo/yamadera.htm
「のぉ的自悠時間 新館:平成24年の夏祭り “難波八阪神社”」 http://blog.livedoor.jp/nohzoh/archives/29348507.html (最終閲覧2017年7月)

参考文献
「大分市鶴崎・布団山車の面影<大分市三佐(ミサ)・野坂神社春祭りを見学して(2003..4.29)>」  http://park2.wakwak.com/~taiko/page019.html
「太鼓勇め歌  伝法考3」 http://miyosino.web.fc2.com/maturi/uta3.html
滋賀県公式サイト http://www.pref.shiga.lg.jp/profile/hakkei/
故事ことわざ辞典 http://kotowaza-allguide.com/tu/tsukinimurakumo.html
文化デジタルライブラリー http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc21/himotoku/d5/2a.html
「読売センター貝塚 地域情報 貝塚宮・感田神社 太鼓台祭り」 http://yc-kaizuka.o.oo7.jp/maturi/taikodai1.htm
youtube「平成27年(2015) 十三町会ふとん太鼓 牡丹に唐獅子 竹に虎 」 https://www.youtube.com/watch?v=o_DEMQeNw8M
「WeBlog大阪祭礼記 平成20年 大阪市住之江区高崎神社夏祭り 南加賀屋布団太鼓」 http://ssksairei.blog15.fc2.com/blog-entry-106.html
「蟻通神社ブログ 秋祭り「だんじりの歌について」」 http://www.aritooshi.org/blog/index.cgi?key=140 (最終閲覧2017年7月)


引用文献、参考文献のウェブサイトの最終閲覧日は特記無きは2017年1月22日
関連記事
  1. 2017/01/22(日) 00:15:59|
  2. まとめ
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  4. | コメント:0
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