祭りの写真など

御坊祭、宵宮、和歌山県御坊市、2016年10月4日火曜日

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2016年10月4日、和歌山県御坊市、小竹八幡宮の放生会こと御坊祭のうち4日の宵宮を見てきました。

祭礼日:10月4日宵宮、5日本宮
アクセス:JR和歌山駅から紀勢本線普通電車で約60分の御坊駅で紀州鉄道線に乗り換え終点の西御坊駅から徒歩すぐ

中紀地方では最大級のお祭りです。人を見たけりゃ御坊祭だとか。
宵宮は8つの組が小竹八幡宮に宮入し、1つの組は本願寺日高別院にて奉納します。
12時頃から19時頃までひっきりなしに宮入りしてきます。
宮入はまず幟が宮入、次に四つ太鼓が宮入、続いて屋台が宮入、境内にそれらが留め置かれると獅子舞が奉納されます。一部の組では獅子舞の前に演芸が奉納されます。
日高別院に奉納する御坊町は和歌山県の無形民俗文化財であるけほん踊りが奉納されます。

御坊祭について詳しくは下記のサイトを参照してください。
祭り見物の予習およびこの記事の執筆に際して参考にさせていただきました。
新町組~御坊祭・中組サイト http://www.shinmachigumi.com/
小竹八幡宮放生會 金太郎会 http://kintaroukai.com/

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西御坊駅に着いたのが12時、最初の新町組の宮入は12時からだったので急ぎましたが、幟はすでに宮入していました。
八幡筋に四つ太鼓や屋台が待機中。
中組、通称新町組は小竹(しの)八幡宮の鎮座する宮本地区なので宮入一番です。


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四つ太鼓をずって神社前の宮芝と呼ばれる広いところへ。


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そこから一気に担ぎ上げ


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そしてサイテクリョウ、サイテクリョウの掛け声で枠(泥台のこと)で差し上げて、これがサイテクリョウといい四つ太鼓最大の見せ場です。
乗り子が体を大きく反らせます。


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乗り子は欄干から外側へ体を大きく反らせます。
乗り子はみんな子供です。小学生くらいか。衣装や化粧は派手ですけど、歌舞伎からの流れでしょうか?
太鼓を打つバチは御坊ではブチと言うたように思いますが、極端に短く太いのが特徴です。組によってはブチに彩色が施されているのもありました。


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ヨイヨイの掛け声で四つ太鼓を回転させます。


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そして差し上げ
差し上げとサイテクリョウは厳密には違う所作らしいんですが、写真だと判別付きにくいです。


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小さい方の四つ太鼓も登場しました。


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境内へ四つ太鼓が参進します。境内に入るのは宵宮だけです。


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乗り子の参拝。やはり大人に肩車されます。太鼓台の乗り子・叩き子の子供、あるいは御稚児さんが地面に足を付けてはならないというのは広い地域に分布しているならわしですね。神の使いみたいな、神聖な役割だからでしょう。
御坊祭見学の間は必ず大人に肩車や抱っこされて足を地面につけたのを見たのは獅子舞のビニールシートの上くらいでした。
大人の衣装に目を向ければ、腰に巻いたチェック柄の腰巻はおこしと呼ぶものです。これは祭りの正装とのこと。
神戸のだんじりの衣装にもおこしというのがあった気がします。


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太鼓が宮入りすると額が先導して屋台も宮入です。


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奴踊りの奉納


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獅子舞の奉納。むしろこれがメインです。
祭りを見て思ったのは、四つ太鼓は獅子舞・屋台の露払いであり、余興のような印象を受けました。


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幟が宮出しました。しるしとも言います。
組の象徴、組の顔です。ということはこれを持つのは名誉なことでしょう。
力を誇示するように持つ、そういう人や組も中にはありましたし、御坊町では額や肘で支える曲芸を行うのが見れました。
思い出すのは東大阪市石切神社の夏祭りのおいためこと大幣神事とか秋田の竿灯祭りとか奈良県御所市のすすき提灯とか。
しかし、この日は台風の接近もあって風が強く、難儀してはりました。


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幟に続いて、他も、宮出。

続いて濱之瀬組以降の宮入も続きますが、キリがいいのでこの辺で。




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これが四つ太鼓。太鼓台の一種です。
屋台が豪華なのに対してかなり簡素なつくりであるのが対照的です。
屋根は天幕と呼ばれる幕が掛けられています。
各組の紋が入ります。御坊町の天幕は阿吽の龍の刺繍でしたが。


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この土台部分は枠と呼ばれます。サイテクリョウでより多くの担ぎ手が担げるように、抜きが長いです。
浜の宮天満宮とか、恵美須宮天満宮の屋台と同じような理由ですね。


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擬宝珠勾欄ですね。


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赤い布が敷かれていて木が見えませんね。


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内部、天井は格天井です。
中組の四つ太鼓には欄間彫刻がついていました。
夜間運行のために照明が付いていますね。



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これが屋台。
唐破風屋根の下に獅子舞で使う獅子頭を安置して、屋台を担いで運搬します。
屋台には種類の異なる太鼓が2つほど取り付けられており、獅子舞の伴奏のほか、屋台を担ぐときにも叩かれます。
下部は泥幕に覆われていますが長持で、いろいろな道具やこまごましたものが収納されています。

伊勢大神楽の神楽櫃、播州の獅子だんじりなどと同じようなものでしょう。まあ、播州の獅子だんじりには長持タイプのほかに舞台タイプもあるんですが。
これらと中紀地方の屋台が何が異なるのかというと、まず見た目の豪華さが違います。唐破風屋根、彫刻、金箔とかなり手の込んだ細工であります。鬼板がどこの組も大阪の地車で言う獅子噛の意匠になっているのはなんででしょう。御坊は港町で寺内町ですから、きっと堺と交流があったのは想像に難くなく、地車文化が影響した…?
パッと見は神輿なので神輿の延長かもわかりません。神輿にも少数派ですが獅子噛タイプが存在します。


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地車っぽさないですか。

youtubeで調べると、龍神村とか由良とかでもこのタイプの屋台と獅子舞が出るようです。
紀州中部って言うんですか、結構広く分布してるみたいですね。
特に由良祭ではこの屋台を担ぐことがメインになっているようで、担い棒(長サイ棒)の総延長が御坊の屋台よりずっと長く、より多くの人が担げます。祭りのメインは屋台の競り合い。

紀州の祭りも興味深いものがありますが、そんなんしょっちゅう行けるものでもないので、御坊祭だけで自分を抑えておきたいです。
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