
大阪歴史博物館9階に常設展示されている御座船だんじり。御座船というのは帝や将軍が乗る豪華な船のことです。
もともとは安立七丁目(現在の住之江区安立町あたり)で曳行されていたもので昭和51年(1976)に大阪歴史博物館に寄贈されたようです。
安立町は1889年に町村制として独立した自治体でした。のちに住吉郡安立町を経て東成郡安立町となり、1925年の第二次大阪市域拡張で周辺の町村とともに合併され大阪市住吉区になります。1974年に住吉区は分割され住之江区が誕生すると住之江区安立町となり現在に至ります。
ちなみに現在の行政地名としての住之江区安立町は4丁目までです。
以下、展示品の説明文引用
御座船地車(ござぶねだんじり)
大坂の町やその周辺の村々では、近世から夏祭りなどの祭礼に「だんじり」(地車・車楽などと表記)とよばれる山車が曳行されてきた。この御座船地車は、昭和30年(1955)頃まで旧安立七丁目町会(現 住之江区)が止止呂支比売命(とどろきひめのみこと)神社(若松神社)の秋祭りに出していたもので、寛政年間(1789~1801)に地車大工と船大工が製作したと伝えられる。船型の地車は市内でも類例が少ないが、安立町は住吉大社の氏子地域でもあり、海神住吉大神に因んだ形態と考えられる。
以上、引用終わり
以下写真など
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- 2015/02/21(土) 15:32:36|
- 博物館・展示物
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国立民族学博物館(愛称:みんぱく)へ行ってきました。
アクセス:大阪モノレール万博記念公園駅から北へ徒歩10分、公園東口駅から西へ徒歩10分
開館時間:10時から17時(入館は16時半まで)
休館日:毎週水曜日と年末年始
入館料:みんぱくHPで見てください・・・
毎週土曜日は高校生以下入館料無料ですが、自然文化園(有料区域)を通行するにはその入園料がかかるので公園東口駅から行く方が良いです。
自然文化園(有料区域)のゲートに設置してある券売機でみんぱくの入館券を購入すると自然文化園も通れます。
ちなみに来月3月15日日曜日は万博公園内の施設が無料開放されます。みんぱくも。
館内は映像資料や書物以外は撮影可能です。
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- 2015/02/18(水) 10:52:23|
- 博物館・展示物
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2015年1月1日午前、東住吉区の桑津天神社で恒例の地車初詣が行われました。
例年、元日の午前中に行われるもので、地車小屋から拝殿までの数十メートルをだんじりが動きます。
新年最初の地車行事として話題にはちょくちょくあがりますね。
私はおととし2013年の初詣を見に来たことがあります。というか今のカメラになってから初めて撮ったのがここですわ。
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- 2015/02/13(金) 17:31:10|
- 大阪市
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2015年2月8日(先勝)、奈良県葛城市旧當麻町の竹内(たけのうち)山車の復元修理に伴う入魂式が行われました。
式典は午前10時開始予定で当日の悪天候により数十分遅れで始まり、小一時間ののち小屋までお披露目曳行されました。
今回の復元で彫物以外を新調、彫物の欠損を修復するなどされました。
なおこの度の復元修復には文化庁の「文化財を活かした地域活性化事業」が利用されました。
地区会長さんがあいさつで竹内山車(だし)とおっしゃっていたのでこの記事では山車で統一します。
アクセスは、近鉄南大阪線磐城駅から西へ徒歩20分ほどです。幹線道路の一つ南側の旧道、古い街並みの残る道を歩くと見つかると思います。
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- 2015/02/08(日) 14:57:35|
- 奈良県
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2014年10月12日、羽曳野市東大塚の秋祭り地車曳行を見てきました。
祭礼日:10月連休土日
アクセス:近鉄南大阪線恵我ノ荘駅より西へ、南恵我之荘8丁目の古墳沿いの道に小屋あり
祭りの幟に記されているように、高鷲の大津神社の氏子地区です。
だんじりを始めたのは平成初期からで、今のだんじり(誉田馬場町の先代)は2代目。
だんじり始まって以来、所曳きのみで宮入をしていなかったのですが、この年は始めて宮入をするとのことで宮入の様子を見てきました。
宮入に際してはいろいろな意見があったようですが(できるかぎり長い時間自町内をまわるべきとか、宮入しないで秋祭りというのもどうかとか・・・)
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- 2015/02/03(火) 12:31:32|
- 南河内
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2014年10月18日、西宮市名塩正八幡宮の秋祭りを見てきました。
祭礼日:10月半ばの土日(10月20日ころ土日)
アクセス:JR福知山線西宮名塩駅から西へ国道176号を西へ徒歩15分
名塩の地車はもともと名塩の村として1台だけだったのですが、その後地区ごとに地車を持つようになり現在は東、西、南、北、中、大西、木之元の8台の地車があります。
大阪型や宝塚型に準じた小さめの上だんじりが多いです。
東之町先代地車はもともと村全体で所有していたものですが、地区ごとに地車を持つことになった際、宮本ということで継承した地車です。現在は芦屋市三條地車として曳行されています。
秋祭り次第は、
土曜日
朝、試験曳きがてら地区ごとに少し曳行するところもあるようです。
10時頃から各地区地車小屋や会館を出発し始めます。
12時ころから国道を通り小学校に地車が集合します。(木之元以外)
13時過ぎ小学校を出発、国道を通り地車は蘭学通りへ向かいます。
15時半まで蘭学通りを曳きまわします(2往復ほど)
15時半すぎ小学校へ向かい、小学校で夕食休憩
17時小学校を出発し、宮入へ。19時20分ころまでに宮入は終わるようです。
宮入時は木之元地車もやってきます。
木之元はこの日のうちに地区に戻りますが、他の地区は一晩神社留め置き。
日曜日
9時から式典
10時から宮出、小学校へ
12時~13時小学校で昼食休憩
13時半小学校出発、蘭学通り曳きまわし
15時半蘭学通りから小学校へ
以降蘭学通り等曳きまわし、22時終了(山之町は途中で帰途へ)
木之元は両日とも宮入時以外は地区内曳きまわし。
名塩村は山に囲まれた狭い土地で、その中を行き来できる道は176号しか実質なく、地車曳行時にしばしば交通規制をします。
国道を封鎖するなんてなかなかできないことです。
近々、名塩バイパスが完成すれば交通規制の影響も小さくなるでしょうが。
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- 2015/02/02(月) 17:51:58|
- 兵庫県
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2015年2月1日、生野神社地車講の地車売却に伴う抜魂式(昇魂式)とおわかれ曳行が行われました。
生野神社地車講の地車は通称:舎利寺と呼ばれていますが、生野神社地車講と言う方が正確です。
舎利寺と地車講の関係がどうあるのか詳しくないのであります。
この地車は河内長野市滝畑で長い間曳行されていなかった堺型地車をベースに、こちらもまた曳行休止していた東大阪市深江新家の部材を一部使用して改修したもので、もともと擬宝珠勾欄堺型地車だったものを大阪型風に改造しています。
改修前の地車の写真は上地車新報様のHPに、深江新家地車の搬出の様子は新森若葉会様のHPに掲載されています。深江新家地車は後ろ梃子、摺り出し鼻つきで、大和型等に見られる段差勾欄、小屋根下の勾欄が一段下がっていたのですね、興味深いです。現存しないのが残念です。
生野神社地車講がこの地車を曳行し始めたのが5年位前だったかな・・・、結構短期間でよそに行ってしまったのですね。
結局、私は2014年の夏祭り宵宮の昼にお囃子をしているのを見たっきりでした。
嫁ぎ先は柏原市上市。柏原駅前の黒田神社の氏子だったかな。古町と隣接、JRと道明寺線の線路で地区が分割されています。小さい子供だんじりを夏に曳行しているそうです。このだんじりは継続して保管するそうです。
小屋はまだ用意できていないそうで、倉庫を借りて一時保管するそうです。
ちなみに生野→上市の地車輸送は2月8日とのこと、直接運ぶそうです。
生野神社地車講は堺市大鳥神社の野田区先代地車を購入したとのこと。野田区先代地車の昇魂式は平成24年に行われ、以降は会館敷地内の小屋に保管されていましたが、やはり地車は曳行されてなんぼということで売却となったそうです。大阪市内だとやりまわしはないですから傷みもひどくはならないだろうとのこと。
で、写真なんですが、盛大に寝坊をしてしまいまして、昼の片づけしか見れてないです大失態!
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- 2015/02/01(日) 22:05:36|
- 大阪市
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